AI USAGE POLICY
AI利活用への取り組み 私たちナレッジベースは、すべてのお客様に「クリエイティブでサステナブルなIT」をお届けすることをプロポジションとしています。また同時に、私たちの作り出すITに対して「それいいね!」とすべてのお客様から共感をいただくことをパーパスとしています。
一方、私たちは、AIや各種データの利活用が、関係する皆様から共感や期待感を寄せていただくことと同時に、その方法によってはプライバシーの侵害や差別をはじめとした「アンサステナブルな社会」を作り出してしまうおそれがあることも理解しています。
私たちは、すべての行動において、法令遵守はもちろんのこと、プライバシー保護や人権の尊重を前提とした社会が、あらゆる活動の根幹にあるものとして捉え、本取り組みを制定します。そして、AIの利活用のため、真摯に取り組むことをここに宣言します。
1.人間中心
私たちは、人権を侵害せず、人々の幸福を追求するAIの提供・利用を目指します。人間の尊厳と個人の自律を尊重し、AIによる不当な意思決定等の操作を避け、公平性を確保します。また、すべての人がAIの恩恵を享受できるように尽力します。
2.安全性
私たちは、生命・身体・財産、精神及び環境に危害を及ぼさないよう、AIシステムの信頼性、堅牢性、制御可能性を確保し、リスク対策を行います。また、適正利用と学習データの正確性・透明性を確保し、法的な枠組みを遵守します。
3.公平性
私たちは、AIシステム・サービスの開発・提供・利用において、不当な偏見や差別を無くすよう努力します。AIモデルや利用するデータに含まれるバイアスを特定し、適切な対策を講じ、公平性のある利活用を行うべくバイアスをなくすように努めます。
4.プライバシー保護
私たちは、プライバシーを尊重、保護するため、個人情報保護法等の関連法令を遵守し、ステークホルダーすべてのプライバシー保護に努めます。
5.セキュリティ確保
私たちは、セキュリティを確保するため、機密性・完全性・可用性を担保し、脆弱性対策を行います。また、日々最新の攻撃手法に対応するよう努めます。
6.透明性
私たちは、AIシステム・サービスの検証可能性を確保しながら、合理的な範囲で情報を提供するよう心がけます。
7.アカウンタビリティ
私たちは、トレーサビリティの確保やガイドライン対応状況について、すべてのステークホルダーへ説明責任を果たします。具体的には、トレーサビリティ向上のため、データの出所や意思決定プロセスを追跡可能にするよう対策を講じ、責任者を設定し、関係者間の責任の所在を明確化します。
8.教育・リテラシー
私たちは、AIに関わる者が正しい理解と利用ができるよう、AIリテラシーの確保、AI活用に伴う新たな働き方に対応する教育やリスキリング、ステークホルダーへの教育やリテラシー向上のためのフォローアップを実施します。
9.公正競争確保
私たちは、AIを活用した新たなビジネス・サービスを創出し、持続的な発展の維持及び社会における課題の解決策の提示がなされるよう、AIをめぐる公正な競争環境の維持に努めます。
10.イノベーション
私たちは、社会全体のイノベーションの促進に貢献するため、オープンイノベーションを推進し、AIのイノベーションに必要な環境を維持します。また、AIシステムの相互接続性・相互運用性を確保し、必要な情報提供を行います。
私たち、株式会社ナレッジベースは、AIを利活用することによって、お客様と共に明るい未来を目指します。
制定日:2025年1月29日
株式会社ナレッジベース
代表取締役 坂本 之総